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電気温水器からエコキュートへの変更

目次

オール電化住宅を目指している方の中には、新居への引っ越しや給湯器の交換の際に、電気温水器かエコキュートかで迷う方もいるのではないでしょうか?このページでは、電気温水器とエコキュートの違いや電気温水器からエコキュートに交換するメリットについて詳しくお伝えします。

電気温水器とエコキュートの違い

電気温水器とエコキュートの共通点は、どちらも電気を使ってお湯を沸かすこと、電気代が安い時間にお湯を沸かして貯湯タンクにお湯を貯めて使うことの2点です。以下で、電気温水器とエコキュートの違いについて解説します。

お湯の沸かし方

前述通り、電気温水器とエコキュートはどちらも電気を使ってお湯を沸かしますが、お湯の沸かし方が異なります。

電気温水器

電気温水器は、電気を使って温めたヒーターで、水が入ったタンクを温めます。

エコキュート

エコキュートは、ヒーターで加熱するのではなく、大気中の熱をヒートポンプで圧縮することで高温化し、少ない電力でお湯を沸かします。

設置スペース

貯湯タンクとヒーターが一体化している電気温水器は、設置場所をあまりとりませんが、貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットの2つを設置しなければならないエコキュートは、広い設置スペースが必要です。

電気温水器からエコキュートに交換するメリット

メリット①:ランニングコスト(電気代)が約3分の1になる

電気温水器からエコキュートに交換する大きなメリットは、月々のランニングコスト(電気代)が安くなることです。電気温水器が1の電気エネルギーを使って1の熱エネルギーを生み出すのに対し、エコキュートは1の熱エネルギーを使って2の大気熱エネルギーをくみ上げ、3以上の熱エネルギーを生み出します。そのため、エコキュートにかかるランニングコスト(電気代)は電気温水器にかかる電気代の約3分の1と言われています。

メリット②:環境に優しい

大気の熱エネルギーを使ってお湯を沸かすエコキュートは、電気温水器よりも電気の使用量を抑えられるため、設置するだけで環境に優しく省エネな機器です。

メリット③:補助金制度を利用できる場合がある

2023年度は、国が1年ぶりに以下の「エコキュートに関する補助金事業」をスタートさせました。

参照元:給湯省エネ事業(https://kyutou-shoene.meti.go.jp/)
給湯省エネ事業 5万円/台
こどもエコすまい支援事業 27,000円/戸

地方自治体の補助金制度と併用できる場合もあるため、必ず確認しましょう。ただし、補助金制度を利用できるのは対象のエコキュートだけです。そのため、補助金制度はすべての人に勧められるわけではありません。

メリット④:AIを搭載した機種も登場

近年では、AIを搭載したエコキュートの機種も登場し、適した湯量を沸き上げたり、保温効率を上げたりするのに役立ちます。IoT技術を使用できる機種なら、インターネットを通じてスマートフォンや太陽光発電と連携が可能です。

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