エコキュートの緊急時の対処方法

「エコキュートは停電時も使えるの？」「災害時はどのように対処したらいいのか？」と悩んでいませんか？災害大国日本ではいつ停電や断水が起こってもおかしくないため、事前に緊急時の対処方法を知っておくことが重要です。このページでは、エコキュートの災害時の対処方法について解説します。

エコキュートは停電時も使えるの？

ほとんどのエコキュートは、停電時もお湯が使えます。停電時も貯湯タンクにお湯が溜まっている可能性があるからです。停電前に作られたお湯に関しては問題なく使用できます。ただし、給水が停止していないことが条件です。

注意すべき点はお湯の温度。停電したタイミングで温度調節機能も停止しているため、冷たい水や熱いお湯がそのまま出てくる可能性があります。 水しか出ない場合は、エコキュートから直接お湯を取り出せる場合もあるので、取扱説明書を確認しましょう。また、貯湯タンク内のお湯の温度は徐々に下がっていくので、復旧するまでの間は水しか出なくなります。

断水の場合は水しか使えない

停電と同時に断水が起こると、エコキュートの貯湯タンクにお湯があっても利用できません。ただし、蛇口やシャワーからは無理でも、エコキュート本体からお湯を取り出せる場合があります。 停電になってから慌てることがないように、あらかじめ使っているエコキュートの災害時の機能を調べておきましょう。

エコキュートの停電後の復旧方法

停電が復旧したら、エコキュートの取扱説明書に従ってリモコンの時刻設定や再設定を行ってください。お湯の量が少ない場合は沸き増し運転を行いましょう。

太陽光発電と蓄電池があれば
停電時もエコキュートが使える

停電が起こっても、太陽光発電と蓄電池があれば停電前と同じようにエコキュートが使える可能性があります。エコキュートだけでなく他の家電も使える場合も多いです。なぜなら、太陽光発電と蓄電池が設置されている家庭では、停電時は電力会社からの電気を切り離し、自家発電による自立運転ができるからです。

ただし、断水も起こっている場合はエコキュートを使うことはできません。また、蓄電池の容量には限りがあり、夜間や雨天には太陽光は発電しなかったり発電量が少なかったりするので、太陽光と蓄電池があれば必ずしも災害前と同じようにエコキュートを使えるとは限りません。

まとめ

停電しても、エコキュートの種類によってはお湯や水が使えます。温度調整ができないことが多いので、熱いお湯がそのまま出てくる可能性もあるため注意が必要です。さらに、太陽光発電と蓄電池があれば、自家発電による自立運連でエコキュートを使える場合があります。